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Pernkpf解剖図譜 
解剖図譜と手の機能
(医療機関向け)
 Pernkopfによる解剖書には、手のひらの腱鞘や屈筋腱が詳しく描かれています。
 浅層、第2層および深層の3部構成の原図を一部改変したものです。

◇ 腱鞘の名称について
手の靭帯性腱鞘は断続的なトンネル構造で、英字イニシャルと番号で区別されます。
  A:annular=輪状の  A1、A2・・・など
  C:cruciform=十字型の  C1、C2・・・など
◇ ばね指との関連について
・ 年齢とともにA1腱鞘は厚みが増して固くなり、その中を通る2本の屈筋腱にも結節ができて太くなります。
・ ばね指は主にA1腱鞘における腱の通過障害です。腱鞘切開手術により腱がスムーズに通れるようになり、また手術による手の機能低下はありません。
・ A1、A2以外の腱鞘(C1、A3...)では通過障害は発生しないと考えられています。
・ A1腱鞘の両側を通る指神経(黄)が損傷されると指先にしびれが出現します。→手術による神経損傷


【浅層】
・ 原図には描かれていないA1腱鞘を加筆してあります。
・ 腱鞘のトンネルはA1~A5の8箇所で構成されています。
・ A1腱鞘の両側にある神経(黄色)と動脈(赤)がA1腱鞘を横切ることはありません


【第2層】
・ 浅指屈筋腱はA1腱鞘の末梢で2本に分岐し、深指屈筋腱はその間を抜けて表層に出て指先に向かいます。
・ これら2本の腱に腫瘤(結節)ができて、A1腱鞘の中を自由に通れない病気ががばね指です。


【深層】
・ 手のひらの深い部分が見えるように中枢側の屈筋腱は切除されています。
・ 末節骨に停止する深指屈筋腱は飜転され、その滑液鞘への血管の通路「ヒモ状組織」も描かれています。

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