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 ある日の手術風景 - その2-
症例番号
1 ド・ケルバン 右側のド・ケルバン病手術
中指 深指屈筋腱の結節Tを観察
中指 A1腱鞘にガングリオンを併発
中指 腱鞘切開を2回施行
小指 整骨院のご紹介
親指 結節D・Pをエコーで観察
示指 腱鞘切開を2回試行
示指 ゴルフで再発性のばね指
12 【雑感】 水曜日の午前を手術日(不定期)としました。




【雑感】水曜日の午前を手術日(不定期)としました。



近年、ばね指手術などの手術が増加しており午後の手術だけでは対応できなくなりました。
そこで、水曜日の午前診療を休診にして手術日に充て、既に2ヶ月が経過しました。

手術前の準備が大変ですが、手術待ちの期間が大変短縮できました。


一人医療法人として、
総勢9名の小さな田舎の診療所ですが、紙カルテの診療録(手術記録もその場で手書きで仕上げます)の準備、手術器具の準備や手術室の設営など、全ての仕事を職員が責任をもって分担してくれています。

ばね指手術に罹患して、日常生活の不自由を強いられている方は大勢おられます。
全国で標準的に行われるばね指手術は一般的に2cmの皮膚切開が必要です。手術後に縫合創が長期間びらんしたり、また術後リハビリのために1ヶ月以上連続通院する場合もあるようです。

たかが「ばね指」ですが、患者さんにとっては非常にやっかいな疾患です。


私は、ガイドナイフ(ガイド付き腱鞘切開刀)により世界で最良のばね指手術が実現出来るとの信念をもっています。そして、この2mm切開ばね指手術が全国に広まることを願いながら、毎日手術を行い、また情報を発信しています。


「当院では数多くの手術を短時間で出来る」と手術自慢をしているのではありません。

一日の手術数がいくら多くても自慢にはなりません。1回1回の手術が「当てずっぽう」や「運頼み」の手術であっては何の意味もありません。
1回1回の手術が安全・確実でなくてはなりません。
その手術が「ガイドナイフ」と「エコー装置」を組み合わせることで実現できます。

今後も引き続き、ガイドナイフの優れた能力を整形外科医、形成外科医をはじめ手の外科をめざす研修医の方々に伝えようと考えています。
特に今後の医療の中心を担う研修医の先生方にガイドナイフの存在が広まると嬉しいです。ガイドナイフはあらゆる腱鞘切開手術の力になるはずです。


雑感を物す間に日は暮れました。
それでは、おやすみなさい!


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